空母 遅れてきた主役


航空母艦。飛行機を乗っけて飛ばすお船です。びゅーん。

749px-加賀_air_operations_full_deck_1937

空母加賀さん飛行甲板上(1937年)
太平洋戦争前なので複葉機を載せて訓練中

大型の正規空母で 60~100 機、中型の軽空母で 30~60 機ほど飛行機が積めます。
この艦種さえあれば、敵艦隊も攻撃できるし、敵基地への対地爆撃もできるし、敵飛行機の攻撃から身を護ることもできる。そんな万能艦でした。スゴイベンリ!

太平洋戦争では主役でした。日本海軍もアメリカ海軍も、空母をどう運用するかを中心にして軍を動かしてます。

乗せる飛行機は大きく分けると4種類。艦戦/艦爆/艦攻/偵察。

  •  艦上戦闘機 : 敵飛行機を大型機関銃で攻撃 (対空用
  •  艦上爆撃機 : 爆弾を腹に抱えて敵艦船上空から急降下爆撃 (対艦用
  •  艦上攻撃機雷撃機) : 魚雷を腹に抱えて敵艦船真横から水平攻撃 (対艦用
  •  偵察機 : 広い大海原から敵艦隊を探したり、戦況情報を司令部に報告したり(索敵用

艦爆と艦攻の区分の違いは分かりにくいですね。この時期だけの区分です。
船の真横から攻撃を仕掛けるか、真上から攻撃を仕掛けるかというイメージが簡単でしょう。
約 850 kg の重たい魚雷を抱えて水平で飛ぶのと、約 250 kg の爆弾を抱えて急降下投下した後に機種をぐいっと引き上げるのとで、必要な機体の作りが違ったんですな。

赤城・加賀・蒼龍の3艦がたったの5分間の間に立て続けにやられてしまったミッドウェー海戦では、護衛のゼロ戦(零式艦上戦闘機)が低空で雷撃隊の相手をしてるスキをつかれて、上空から急降下してきた爆撃隊に襲い掛かられてしまいました。

防御面は脆いところがあり、爆弾がひとつふたつヒットした程度でたやすく轟沈します。
なんせ爆弾だの航空燃料だの可燃物満載で、それって敵の固い戦艦を轟沈させるためのもので、それを甲板上に広げてるわけですからまぁ…。

日本の空母は飛行甲板に穴を開けられると、運良く生き残ってもドックでお風呂入りして長い修理が必要でした。
アメリカの空母は装甲甲板の上に薄い飛行甲板を敷く方式だったので、頑張ってダメージを与えても応急修理程度ですぐに戦線復帰しちゃったりします。ずるいね。

戦艦と違って空母は第二次世界大戦あたりでようやっと形になった艦種です。
進化の試行錯誤の過程において、カンブリア紀爆発と呼べるような奇形艦が多数出来ました。
飛行甲板を3段に重ねてみたり、敵艦と砲戦するための艦砲を載せてみたり、甲板の上に小型艦橋が無くてまっ平らだったり。
ぜんぶ貴女のことです、赤城さん

三段空母赤城

試行錯誤中の赤城さん(三段腹)

太平洋戦争末期にはシンプル・イズ・ベストってことで大体デザインが落ち着きました。
ジェット戦闘機の運用に伴って次の進化が始まりますが。

他の艦種を作ってる途中で空母に作り変えることもよく有りました。
戦艦やら巡洋艦やらを作ってる途中で、時代が空母主役になることを察知して計画変更されたり。

『日本海軍は戦艦での艦隊決戦という古い思想のまま太平洋戦争に突入したから負けた』
なんてよく評されますが。
当時の提督たちはそんなにバカじゃありませんのだ。
ちゃんと戦前に、自軍の演習で、長門さんと加賀さんを対決させて長門さんボロ負けの結果でなんだコレやべぇコレってまさかここまでとはって、涙目になってたりするのです。

なお、飛鷹とか隼鷹は商船改造って解説がなされてますが、実際には「戦争になったら空母に改造するからね!」って前提で日本海軍が開発費用を補助してるので、最初から織り込み済みだったります。

日本海軍はミッドウェーでの正規空母4隻と熟練搭乗員を多数失う大敗北後、頑張って新しい艦を作るも、乗せる飛行機と搭乗員が不足して苦労していきます。
一方アメリカ様は、【月刊正規空母、週刊護衛空母】という超絶大人げないことをなさりました。結果、圧倒的な敵にすぐに沈没させられるジリ貧状態で追い込まれていきます。
無理ゲーだこれ。

エセックス級ヨークタウン

月1ペースでどんどんでてくる大人げないエセックス級正規空母
日本海軍にとっては絶望そのものです

 


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