説明! 同航戦!反航戦!丁字戦!


巨大で、重たい、鉄のカタマリ。
ハンドルを切ってから実際に曲がり始めるまで、数十秒。
全速走行時にブレーキ踏んで停止するまでに、数キロメートル。
大小様々な艦で、艦隊を組んでワルツを踊るのは、すんごい大変です。

艦隊行動の一例(単縦陣の一斉回頭)

 

 

同航戦と反航戦

同航戦と反航戦

同航戦

双方の艦隊が、お互いに同じ方向に進みながら、撃ち合います。
歩調が合うと、相対速度が 0 になりますので、砲撃戦が長く続きます
双方、ガチンコでダメージが大きくなりますね。

そんなに敵味方で仲良く歩調を保てるのでしょうか?
似たスペックの艦同士だと、砲雷撃戦に最適な距離があるので、自ずとそこに調整されたりします。意外と。
自艦隊のほうが足が速い場合は、そのまま先に進んで相手艦隊の頭を抑えたりすることもできますね。
艦隊速度は重要です。

味方艦隊の被害が拡大し、配色気配が濃厚になったら、距離を取って逃げて下さい。

反航戦

双方の艦隊が、お互いにすれ違いながら撃ち合います。
撃ちあう時間は短いので、双方ダメージは少なめです。

すれ違った後は、そのまま進むも良し、反転して相手艦隊に再度砲撃戦を挑むも良しです。

 

 

丁字戦

丁字戦法

丁(てい)字戦法T(ティー)字戦法。漢字と英語でややこしいですね。
まあどっちでもいいようです。
「ゼロ戦」と「レイ戦」みたいなものですか。

必殺の陣形。
教科書的にベストの形で、この関係に持ち込めれば、勝利パターンです。
勝ったッ! 艦隊決戦完!

しかしまあ当然、相手はそうならないように左右どちらかに逃げますよね。
そのまま進めば不利な状況は見え見えですもの。
結果、同航戦や反航戦の形になります。
丁字戦法の実現例は、数えるほどしかありませんでした。

丁字戦法が成功する事例

  • 高速力の艦隊で相手艦隊を追い越して、無理やり頭を抑えるパターン。
  • 夜戦にて、優れたレーダーで相手艦隊の動きを一方的に把握して、丁字の形に持ち込むパターン。
  • より優先的な攻撃目標の前に、防御側艦隊が立ちふさがるパターン(攻撃側は防御側艦隊を無視してでも突っ込もうとする)

丁字有利は必ずしも有利ではない

丁字有利を取ると、相手艦隊に関する攻撃力は最大になります。
でも、こちらも腹を見せるので、クリティカルヒットを喰らうことも有ります。
艦のロストは怖いので、道中で中破を喰らったら素直に母港に帰りましょう

 

 

猛特訓の賜物

統率の取れた艦隊運動は、日々の猛訓練が必要です。
同航戦にせよ、反航戦にせよ、丁字戦にせよ。艦隊の各艦が、艦隊司令官の指示の元に一糸乱れぬ緻密な艦隊行動を行ってこそ、形になるのです。

艦隊行動の一例(単縦陣の一斉回頭)

1艦でも指示を間違って動くと、味方艦と即ゴッチンコですので、色々なパターンでの訓練は欠かさないようにして下さい。月月火水木金金、なのです!

え? 艦を動かす油が無い? 重油タンク空っぽ?
……ああ、そりゃしょうがないですね。
母港に篭って大人しくしてましょう……。

 

 

それでも艦隊行動は乱れる

交戦で各艦が傷ついていくと、整っていた戦列もやむを得なく乱れていきます
艦に穴が開いて浸水したり爆発の衝撃で機関が一部停止したりすると、足が遅くなり、味方艦隊から徐々に脱落。
舵が壊れるともっと悲惨で、同じところをグルグル回るしかできなくなったり。
群れから脱落した艦は、狙い易い的となりました。

また、敵味方入り混じっての乱戦になった場合、個々の艦の判断で、隊列を離れて行動することもありました。
旗艦の指示が届かなくなったり、旗艦が失われたりした際ですね。

顕著な例ですと、第三次ソロモン海戦。白露型駆逐艦、夕立
この海戦は、悪天候下での夜戦だったり、不意の遭遇戦だったり、米艦隊側の旗艦が開幕早々の不運なクリティカルヒットを喰らって指揮能力を失ったりで、大変な混戦となりました。
夕立は、米艦隊内に単艦で突っ込み、艦隊行動に大きな混乱を引き起こしました。夜だったので、米艦隊も途中まで味方艦と誤認したりしたようです。
このエピソードを受けて、改ニでは、バーサーカーモードになったっぽい?

 

 

艦隊の通信の手段

艦隊司令官は、配下の艦隊にどうやって行動指示を出していたんでしょう?
色々ありました。

信号旗

1枚で1文字を意味する旗を複数組み合わせて、文章を作ります。
できあがったら、目立つところに掲げましょう。
見える範囲でのみ有効ですが、誤解の余地が少なくて、確実ですね。
伝えられる情報量は少ないので、細かい指示には向きません。
Z” の旗を一つ掲げて、「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」。そんなシャレオツな使い方もアリです。

モールス無線

トン、ツー、トン。キーを叩いて伝えましょう。
旗を組み合わせるのに比べると、長い文章が圧倒的に早く伝えられます。便利。
ただ、電波は勝手に遠くまで飛んじゃうのですよね。
敵艦隊や、近海に潜んでる敵潜水艦も傍受しちゃいます。
一応暗号化はしますが、暗号破られる恐れもありますし、艦隊がどのへんに居るかは確実に教えてしまうでしょう。
安全な海域でのみ利用するのがよろしいかと。

 発光信号

ライトを相手に向けて、光のオンオフで、トン、ツー、トン。
単艦同士の通信にはいいですね。

無線電話

声でそのまましゃべれる無線電話も一応ありました当時。
ただ、ノイズ多めで会話が成立しないこともしばしばだったりしたようです。

短艇(カッター)

物理で、移動。確実です。
通信手段じゃないや、これ。

ハンドサイン

砲塔乗員なんかは、砲撃戦の最中、轟音に包まれることになります。
砲塔内では口頭会話は成立しないので、ハンドサインを使わせましょう。

 

命令は独特のイントネーション

緻密な艦隊行動をしてると、1ミスが致命的な事故に繋がります。
横一列になって移動してる際に、「皆、右へ曲がれ」の命令で、1艦だけ左に曲がっちゃったら……?
ちゃんと気をつけてれば、普通はありえません。でも、混乱してる戦時中は、ありえないことが起こっちゃうのです。

命令伝達ミスを少しでも防ぐために、色々な工夫がなされました。
命令の復唱も、その一つです。
舵を切るときに指示する「面舵」「取舵」の指示など、聞き間違えないように特徴的な抑揚をつけましょう。

「おーかーじ!」 (”も” にアクセントを入れる)
ーりかーじ!」 (”と” にアクセントを入れる)

戦争映画とかで実際に発音してるのを聞くとわかりやすいと思います。

よく話題になる「さげん」「ひだりげん」もコレですね。
聞き間違える心配の無い静かな場所だったら、「さげん」「うげん」と普通に言ってよいんでしょう。
轟音の最中であったり伝声管越しだったりして、声が聞き取りづらい時には、「ひだりげん」「みぎげん」と言うと、聞き間違えが少なくなって安心なのでオススメです。

 


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